健康をつくる(理想の生活習慣)1
環境(地球・宇宙)のなかで、生きていることを知らないといけない
東洋思想では、天宙とは「目に見えるもの」と「目に見えないもの」、それぞれが「陰」と「陽」になって現れていると言われています。これらが調和してバランスがとれた状態が、良い状態となります。私達の体をみても、ホルモン・免疫・血液・神経・筋肉・骨と、どれをとっても、バランスがとれた上で、健康を維持することができます。免疫系を例にすると、白血球のリンパ球と顆粒球の割合は「リンパ球:顆粒球=35:60」がバランスが取れた状態で、これがどちらかに傾くと免疫が過剰になったり、低下したりしてしまいます。結論はちょうど塩梅(あんばい)がよい状態が健康だと言うことが、分かってきます。健康ブームで、様々な健康素材が流行っては消えを繰り返しています。食べること一つとっても、カルシウムを多くとって骨を作りたいとか、腸内環境を改善するのにヨーグルトの乳酸菌をとろうとか、一つの特筆化したものをとれば、その症状が良くなるということはなく、かえって違う病状を誘発する原因となってしまいます。カルシウムのとり過ぎによる結石や関節痛やカルシウムパラドックスと言われるカルシウム排出の現象などバランスの崩れでおこる症状が多く見られます。カルシウムは体内でマグネシウムとの割合で状態が変化します。ほぼ1:1の割合から崩れると、体の不調が現れてきます。食養生も基本は、まんべんなく食べることが出来るようにすることなんです。好き嫌いや偏食を改善して、食べすぎないことです。つぎは、冷やしすぎに注意です。冷やす食べ物を知って予防することです。冷たいものだけでなく、冷やすものはたくさんあります。中でも一番冷やすのは、精製された砂糖(白砂糖)です。甘いものは、体を冷やすのです。これは、大変なことです。冷やすだけでなく「緩める」作用もあります。ここから便秘などの原因になったり、冷えの症状の悪化、不妊、生理痛など様々なことが起こってきます。
今回のまとめ